カカリアスタジオブログ

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TextMate2 はじまったな


エンジニアの草苅(@kusakari)です。

昨年の3月にそれまで使用していた Thinkpad のディスプレイが壊れたのを機に、Windows から Mac に移行したのですが、未だに Mac の使い方がよくわらないため、必要最低限の機能だけを使用して何とか毎日をしのいでいます。

僕の場合、Windows のエディターは秀丸を利用していて、Mac に移行してからは主に Coda を利用しているのですが、 不満がないわけではないので、今回はブログネタ探しにエディター調査をしてみることにしました。

僕がエディターを見るポイントは次の通りです。


これらのポイントについて調査したのは次の二つのテキストエディターです。


TextMate2

TextMate は元々英語圏で人気のあったテキストエディターですが、日本語に対応しておらず日本人にはなかなか手を出しづらいエディターでした。

昨年末に TextMate2 のアルファ版が公開され、その時点では日本語対応がもう一つだったのですが、今年の8月9日には github にてソースコードが公開され、完全日本語対応されたようです。

github からソースコードをダウンロードしてきて、ビルドしなければならないので割と面倒ですが、github のページに書いてある通りにすることで TextMate2 をビルドすることができました。

ビルドしたアプリは展開した場所ではなく、次の場所にあります。
~/build/TextMate/Applications/TextMate/TextMate.app

TextMate の拡張は Bundle という名前で、例えば、各プログラミング言語シンタックスハイライトやテーマを Preferences => Bundles から簡単にインストールすることができます。

また、Preferences から選択できない、野良 Bundle も簡単にインストールすることができます。

まず、すべての Bundles は以下に配置されます。
~/Library/Library/Application Support/TextMate/Managed/Bundles/


例えば、行末のスペースをハイライトするのであれば、次のようにして導入します。

cd ~/Library/Library/Application Support/TextMate/Managed/Bundles/

git が入っていない場合は zip で取得後、Whitespace.tmbundle というディレクトリ名で展開するだけでもかまいません。

TextMate2 に関しては設定・導入が簡単とはいえないものの、その他のポイントは押さえているように感じました。

TextMate2 で Ruby のコード補完

TextMate2 では Ruby のコード補完ができるようなので試してみました。僕の環境は rvm なので、rvm の TextMate 用の設定ページに従って進めます。

簡単に流れを説明すると次の通りです。まずは wrapper を作ります。
rvm wrapper 1.9.3 textmate

textmate_ruby ができているか確認します。
which textmate_ruby

use しなおします
rvm use 1.9.3 --default

TextMate2 の Preferences => Variable から TM_RUBY を登録し、textmate_ruby へのパスを指定します。

option + esc で Ruby のコード補完ができます。

僕の場合、スクリプトエラーが出たのですが、Ruby Bundle を入れ直すことで直りました。Rails ソースを含むコードを補完をしてくれるので、それなりに便利ですが重いです。gem が多すぎるのかと gemset を作ってみましたが、あまり変わりませんでした。

SubLime Text2

SubLime Text2 は TextMate2 がなかなかリリースされない間に、勢力を伸ばしてきたエディターで、TextMate2 の上位互換エディターとの評価を得ているようです。

TextMate2 は Mac だけなのですが、こちらは WindowsLinux にも対応しているようです。

実際の使用感はスクロールがスムーズで、TextMate2 よりも軽い気がしました。また、インストールするだけで Rubyシンタックスハイライト、行番号表示、ミニマップ表示、黒背景の Color Schema になっているのは楽で良いと思いました。デフォルトでコード補完がされるのもライトユーザーにはポイントが高いような気がします。


SubLime Text2 の拡張は package という名前です。

デフォルトではスペースが表示されなかったので、まずは Package Control という package をダウンロードし、Preferences => Browse Packages を開き、Installed Packages 内にコピーします。

SubLime Text2 を再起動後、Tools => Command Palette から Package Control: Install Package を選択し、Trailling Spaces という名前の package をインストールすることで、スペースがハイライトされるようになります。

SubLime Text2 はデフォルト機能が充実している上に、Package Control を入れることで、package の追加・削除も簡単にできてかなり使いやすいと感じました。

まとめ

TextMate2 全然はじまってないし、SubLime Text2 一択だろ!って気もしますが、僕的にはデフォルトでコード補完をしてくる SubLime Text2 のおせっかいっぷりが気に入らないので、TextMate2 をしばらく使ってみようかと思います。


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記事のタイトルについて

この記事のタイトルはホッテントリメーカーを使って生成しました。

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